
サキナ・ジュザール
西日本の都市、奈良の宮殿跡地で最近夏の夜のイベントが開かれた。
「奈良の 燈花会(とうかえ)」と呼ばれるこのイベントは奈良時代の華やかな雰囲気を反映したもので、約50人が光り輝く貴族の衣装をまとった。
また朱雀門付近は天の川に見立てた約8,000本のロウソクで照らされるなどほかにも各所で灯りの装飾が設置された。
1999年に始まった奈良の燈花会(とうかえ)は夏の奈良の主要イベントで毎年90万人以上が訪れるが、新型コロナの影響で最近では無観客で開催されてきた。
このイベントは浴衣(着物の一種)を着た多くの地元企業がスポンサーになっている。訪れる人たちの幸福を願って灯されるろうそくの芯の先に「燈花」(灯りの花)と呼ばれる花の形をしたろうのかたまりができると縁起が良いと言われている。
またイベントでは東大寺、浮見堂、猿沢池、興福寺五重塔へと向かってそびえる52段の石段、春日大社など撮影人気スポットを訪れることもできる。
開催中は多くのユネスコ世界遺産を含め奈良公園の様々な建造物が灯りで彩られる。 奈良燈花会(とうかえ)への参加に事前予約は必要ない。