
元プロレスラーのアントニオ猪木さんが亡くなった1日、プロレスファンからは「憧れだった」「ショックだ」と哀悼の声が相次いだ。
猪木さんの自宅を改装して造った新日本プロレスリング野毛道場(東京都世田谷区)。
献花に来た板橋区の会社員、菅原楓さん(27)はプロレス好きな両親の影響で幼い頃から猪木さんが憧れの存在だったという。
「猪木さんなしではこんなにプロレスは発展しなかった。
いつまでもいると思っていたので悲しい」と惜しんだ。
近所に住む世田谷区の無職畔上高さん(70)は「40年くらい前はよく試合を見に行った。
ファイター(闘士)の感じがして一番好きだった」と振り返った。
プロレスファンが多く訪れる格闘技グッズ専門店「闘道館」(豊島区)では、猪木さんが試合で着用したガウンやサインが展示され、DVDなどの関連グッズも多く売られている。
館長の泉高志さん(46)は「突然のことで実感が湧かない。
猪木さんは小学生の頃からの憧れで、自分にとって特別な存在だった」と語った。
客として来ていた神奈川県茅ケ崎市の会社員加藤卓也さん(42)は「猪木さんはプロレス発展に大きく貢献した。
亡くなってショックだ」と肩を落とした。
東京都北区の会社員山田一郎さん(60)は「ビンタをするパフォーマンスが面白かった。
まさか亡くなるとは」と驚いた様子。
会社員松田明さん(27)は「プロレス界のレジェンド(伝説)だ。
亡くなったのは大変惜しい」と残念がった。
時事通信