アミン・アッバス

アブダビ：12か月の時を経て、第27回柔術世界選手権大会がアブダビで昨日開始され、16歳以下の大会と壮大なオープニングセレモニーが11日間のイベントの幕を開け、70か国からの2,000名以上のアスリートが終結した。

アブダビ執行評議会委員兼アブダビ執行事務局長のシェイク・カリード・ビン・ムハンマド・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーン氏は、土曜日にザイード・スポーツシティの柔術アリーナにおける柔術世界選手権大会の公式オープニングセレモニーに出席した。この国際選手権大会はスポーツにおける最も重要なイベントの一つと考えられており、11月8日まで続く。

UAE柔術連盟（UAEJJF）取締役のヨーゼフ・アル・バトラン氏は柔術およびスポーツ全般を支援するUAEの先見性のあるリーダーシップに謝辞を述べた。「UAEとアブダビという柔術の世界的な中心地は、世界中の参加国のアスリート、観客、大規模な代表団を含めて旅客をもてなし受容する準備が完全に整っています」とアル・バトラン氏は語った。「私たちは皆、あらゆるレベルで忘れがたい経験を彼らに提供することになっています。」

「3年連続の選手権大会の復活は、アブダビが、世界中の他の国々のイベント開催の手本となるように最大規模のイベントおよびトーナメントを主催する並外れた資質を有していることを実証しています。」

UAE代表チームは、ムバダラ投資会社の後援を受けて、第27回選手権大会16歳以下の部の初日において果敢に戦い、2つの金メダル、2つの銀メダル、5つの銅メダルという9つのメダルを獲得してメダル獲得数表のトップに立った。親しみを込めて柔術ファルコンと呼ばれる彼らはマットの上で極めて優れた成績を収め、昨年手に入れた世界選手権タイトルを防衛する強い決心を実際に示した。

シェイク・カリード・ビン・ムハンマド・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーン氏は、UAEJJF会長兼アジア柔術同盟会長兼国際柔術連盟（JJIF）上席副会長のアブデル・モネイム・アル・ハシェミ氏ならびにJJJF会長パナギオティス・テオドロポロス氏と共に勝者に栄誉で報いた。

UAEのアゼルバイジャン大使館領事オルハン・イスマイロフ氏、ベトナム共和国大使館代表ングウェ・ティ・カム・チュ氏、台北中国大使館代表ワン・チュン・シャン氏ならびにUAEJJF、JJJF、国際連盟の代表らおよび参加国代表団メンバーを含む複数の大使および外交使節団長が初日のオープニングセレモニーおよび競技に出席した。

快活なオープニングセレモニー中のアブダビ警察音楽隊による魅惑的な演奏は、オープニングセレモニーのためにアリーナに集まった大勢の大会参加者、家族、柔術愛好家たちをとりこにした。

テオドロポロス氏はその発言において、大きな柔術選手権大会の開催において先駆的な役割を果たし世界的な柔術の発展に対して極めて堅実な貢献をしたとしてUAEを称賛した。

 一方、UAEJJF副会長ムハンマド・サレム・アル・ダヘリ氏はその演説において、UAE大統領シェイク・ムハンマド・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーン殿下に対して、地域的および世界的成功を目指すスポーツおよびアスリートへの絶え間ない支援への謝辞を述べ、シェイク・カリード・ビン・ムハンマド・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーン氏に対しては、柔術世界選手権大会の後援に謝辞を述べた。

「聡明な指導者による支援は、UAEが主催する選手権大会が華々しい成功をおさめ、その目的が果たされ、世界中の柔術の世界的な中心地としてのアブダビの評判を増進させる最高の保証である」とアル・ダヘリ氏は語った。

テオドロポロス氏は続けて語った。「今回のトーナメントはプレイヤーおよび参加国に関して素晴らしい数字を記録し続ける。最大規模の国際柔術大会を最高の水準で開催するUAE資本の並外れた資質を証明している。柔術の優れたハブでありスポーツのための決定を行うUAEはその競技の発展における重要な役割を果たしており、これからも果たし続ける。」

73キロ超級で銀メダルを獲得したアブダラ・アルダーマキが初日にUAEのメダル獲得数の1つ目を獲得した。

「世界選手権大会の開会日に銀メダルを持ち帰ることができて大変うれしく思います。国際大会においてUAEを代表しメダルを獲得するといった、このような瞬間は生涯大切にします。シェイク・カリード・ビン・ムハンマド・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーン殿下からメダルを賜り、今日という日がいっそう忘れられないものになりました」と彼は語った。

開催への非難の先頭に立ったのはアハメド・アル・シャムシで、彼は42キロ未満級においてカザフスタンのウマロフ・イスラムを破りUAEの最初の金メダルを獲得した。「UAE代表チームで競技する私の最初の経験は金メダルで始まりました。私はUAEJJF、コーチ、そして最高の施設およびトレーニングを利用させてくれて支援してくれたその他すべての人々に対して非常に感謝しています。今後競技に参加する私のすべての兄弟姉妹たちの活躍を祈ります。」

一方、ウマロフ・イスラムは、良い勝負をして2位になれてうれしいと語った。「2位となりましたが、懸命に戦いました。世界中の最高のアスリートたちと競技して勝負をすることになるのですから、アブダビの柔術大会にはいつも興奮します。」

土曜日の大会では、UAEのアンマール・アル・ハマディが50キロ未満級で金メダルを獲得し、マンスール・アルブルーシが38キロ未満級で銀メダルを獲得した。マネア・アブドゥッラフマーン（73キロ超級）、エイサ・アルブルーシ（38キロ未満級）、オバイド・アル・ケトビー（46キロ未満級）、ムハンマド・アル・サダ（55キロ未満級）およびアンディーズ・アハメド（66キロ未満級）が銅メダルを獲得し、UAE側は開会日から強力そうに見えた。