
フレッド・バーコー
東京: 11月22日、ワールドカップの日本代表チームは、カタールでのドイツとの初戦に向けたトレーニングに向かうバスに乗っていた。 選手たちは道中サウジアラビアとアルゼンチンの試合を見ていたが、驚くべきことにサウジアラビアがグループで1番人気の国を 2 対 1 で破るのを目撃した。これが日本チームに火をつけたのを知るサウジアラビアの選手はほとんどいないだろう。
ウィンガーの久保建英は追想する。「僕たちはトレーニングに行く途中、チームバスでそれを見ていました」「勝利の瞬間サウジの選手たちにおめでとうと思ったし彼らの勝利はすごく刺激になりました。」
ブライトンのウイングバック、三苫薫も同意見だ。 「僕たちも(ドイツ相手に)善戦できると思ったし、サウジの勝利は日本チームに多くのインスピレーションを与えました。」
もちろん、アジアにおける日本の強力なライバル、サウジアラビアは刺激的だったが、アジアの代表にとって、カタールですべてがうまくいったわけではない。特に、グループ内で3試合すべて負けてしまったカタールと、最初のゲームでイングランドに 6 対 2 で打ちのめされたイランがそうだった。
主将の吉田麻也は、日本は母国だけでなくアジアの誇りのためにプレーしているとESPNに語った。 「私たちは日本を代表していますが、同時にアジアも代表しています」「アジアからたくさんのサポーターが試合を見に来ることを願っています。」
サウジアラビアのエルベ・レナール監督は、36試合無敗のアルゼンチンの代表チームと対戦する前に、ランキングの低いチームがワールドカップに出場するにあたっての心構えをまとめた。 「野心がないならワールドカップに行く意味がない。自分たちを限界まで追い込み、チャンスがあると信じて、全力を尽くさなければならない」
誰もがグループステージでドイツとスペインが日本を倒すと予想していた。 ドイツ戦で、日本のサッカーがひとつ上のレベルに前進したとみなしてよいだろう。 もう誰も日本を過小評価することはできない。
しかしながら、日本や他のアジアのチームは、定期的にベスト16入りをするようにならなければいけない。 このワールドカップが日本やサウジアラビアに与えたものは、自分たちなら達成できるという信念である。 次のワールドカップまではもうすぐだ。