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イエメンの平坦でない道路や地雷が多い道路で死傷者続出

イエメンのザマール県で児童34人を乗せたまま崖から転落して大破したトヨタランドクルーザー。この事故で11人が死亡、23人が負傷した。(写真:フェイスブック)
イエメンのザマール県で児童34人を乗せたまま崖から転落して大破したトヨタランドクルーザー。この事故で11人が死亡、23人が負傷した。(写真:フェイスブック)
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23 Jan 2023 04:01:29 GMT9
23 Jan 2023 04:01:29 GMT9
  • 恐ろしい事故を受け、修復し地雷を除去した道路を開通するよう求める声が再燃している
  • フーシ派は政府軍が自分たちの領域に侵入するのを防ぐために国内各地の大小の道路に多数の地雷を設置した

サイード・アル・バタティ

アル・ムッカラー:イエメンの首都サヌアの南にあるザマール県で21日、多数の児童をすし詰めにした自動車が山道から転落し、少なくとも児童11人が死亡、23人が負傷した。同じ地区で別の交通死亡事故が発生してから1日も経っていなかった。

これらの事故を受け、修復し地雷を除去した道路を開通するよう求める声が再燃している。

アラブニュースの電話取材に応じた地元の男性によると、辺鄙なウサブ・アル・アリ地区で21日、児童34人を乗せたトヨタのオフロード車が児童らの家に向かっていた際に崖から転落し、11人が死亡、23人が負傷した。うち13人は重傷だという。

負傷者の治療を支援するための資金を集めているというこの男性(匿名希望)は次のように語った。「この児童たちが住んでいるのは田舎の村で、交通手段の選択肢がほとんどありません。その結果、できるだけ早く家に帰ろうと、車の中にぎゅうぎゅう詰めになったり車の後ろや上につかまったりする児童がいます」

「車の外につかまっていた児童らは振り落とされて逃れることができましたが、車の中にいた児童らは出ることができず亡くなりました」

ソーシャルメディアに投稿された写真には、重傷を負った子供たちが病院のベッドに寝ている様子や、病院の廊下や救急処置室で治療を受けている様子が写っている。

亡くなった子供たちの遺体は毛布にくるまれて地面に寝かされていた。

地元住民らによると、同じ地区では20日にもタクシーが崖から転落する事故が発生していた。運転手が死亡し、その家族のうち子供2人を含む4人が負傷したという。

多くの人は、運転手が車に児童を乗せすぎていたことを批判しながらも、これらの道路を修復し、過去8年間封鎖されている他の道路を再開するよう要求した。

サヌアに住むマンスール・タレブさんはフェイスブックに次のように投稿した。「これらの事故で死傷者が出たことで、ウサブやイエメン全国で交通事故の数を減らすための方法を見つけようという気運が高まるだろうか」

フーシ派が2014年後半にサヌアを掌握した後の進軍の初期に戦闘が発生した際、主要都市間を結ぶ幹線道路が封鎖された。

フーシ派は、イエメンで3番目に人口の多いタイズ市に出入りするための主要道路を封鎖することで、人口密度の高いこの地域を事実上包囲し、同市に出入りする住民に未舗装で岩だらけの危険な道を通ることを強いている。

フーシ派はまた、政府軍が自分たちの領域に侵入するのを防ぐために国内各地の大小の道路に多数の地雷を設置した。

フーシ派は、税金やその他の収入源から数十億イエメンリアルを得ているにもかかわらず、サヌアや国内のその他の支配都市の道路を修復できないのはこの「封鎖」のせいだと繰り返している。

政府支配地域の道路も長年放置されているため、フーシ派支配地域の道路と同じくらい酷い状態になっている。

イエメン政府は、道路の修復ができないのは紛争、フーシ派、財源不足のせいだとしている。

包囲中のタイズや国内のその他の県の道路を開放することは、国連仲介停戦の要件の中で実行に移されていないことの一つだ。

イエメンの運転手や市民は、主要道路の閉鎖、フーシ派が埋めた地雷、平坦でない道路のせいで、国内の都市間や近隣諸国への移動が非常に危険で時間がかかるものになったと不満を漏らしている。

サヌアからワディア国境検問所を通過してサウジアラビアに向かっていたイエメンの運転手はアラブニュースに対し、サヌアからマアリブを通って他の県に行く主要道路が封鎖されているため、家族を乗せてジョウフの砂漠や地雷が埋まった道を通らざるを得なかったと話した。

彼は白のトヨタSUVを運転してサウジアラビアに向かいながら次のように語った。「砂漠のルートに詳しい運転手に1000サウジリヤル(266ドル)払って車をサヌアからワディアに運んでもらいました。このルートの方がアデンを通る別のルートよりも半日早いのです」

1月中旬には、イエメンのある一家9人が乗った自動車がジョウフ砂漠で地雷の上を通って爆発を起こした。全員が負傷したが一命をとりとめた。

国際的に承認されたイエメン政府の内務省による記録では、政府支配地域では昨年に2692件の交通事故が発生し430人が死亡、1960人が負傷した。

フーシ派内務省が22日に発表したところによると、サヌアやその他の支配地域において21日だけで交通事故により59人が死傷した。

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