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日本の青少年に美容整形が人気

「二重まぶた」の手術を受けている9歳の日本人の患者ミッチ。 (Twitter/元祖整形ママ)
「二重まぶた」の手術を受けている9歳の日本人の患者ミッチ。 (Twitter/元祖整形ママ)
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23 Jan 2023 11:01:26 GMT9
23 Jan 2023 11:01:26 GMT9

アラブニュース・ジャパン

近年では、美容整形の人気が継続的に高まっている。特に日本などの東アジア諸国では、美容整形手術の需要が18歳以下の思春期の若年層にまで拡大している。

最も一般的かつ安価な美容整形手術はまぶた関連のものだ。西洋人には「二重まぶた」が多いが、日本人の場合はそうではない。そして、過去数十年間にわたって、多くの日本人 (特に女性)が、「二重まぶた」の手術、つまりまぶたに外科的に折り目を追加する手術を受けてきた。

東京イセアクリニックが行った調査によれば、2019年から2020年の間にまぶたの手術を受けた人々の数は2.12倍増加した。さらに、そうした手術を受けた十代の人々が前年比で2.3倍増加したことも同調査で明らかとなり、若年層における美容整形の増加傾向が示された。この増加には多くの要因があると考えられる。最も明白な要因は、美容整形の宣伝広告の増加とソーシャルメディアプラットフォーム上で拡大浸透する完璧性の追及である。

ルッチと名乗る日本在住の母親は、自らの9歳の娘ミッチに二重まぶたの手術を勧める一連の会話と手術の様子の動画をYouTubeに投稿した。これらの動画は、中国のショート動画共有アプリTikTokで注目を集めた。視聴者は、この母親への非難に留まらず、十代の若者が美容整形を受けることを禁止する明確な法規の不在をも批判した。

日本には、十代の若者が美容整形を受けることを禁じる法規は存在しないが、18歳未満の場合には親権者の同意が必要となる。

美容整形を受けた人々が自信を持てるようになったと明かした報告もこれまでに存在し、同様のシナリオは世界各地に遍在する。しかし、思春期の若者は心理的に依然として発達段階にあり、自らの容姿についての見方が後日になって変化し得る。そして、その結果として手術を受けたことを後悔するかもしれない。これを考慮に入れて、それぞれの手術の影響や意味について個々の患者への十全な説明を確実に行う必要がある。

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