• フレンズ・オブ・アル・アクサによれば、イスラエル産デーツの50%はヨーロッパに輸出されており、イギリス、オランダ、フランス、スペイン、イタリアがこのドライフルーツを大量に輸入している。

アラブニュース

ロンドン：ヨーロッパ全土のイスラム教徒は、今年のラマダンで断食明けに「アパルトヘイトの味」を口にしないようにするため、フルーツのラベルをチェックしてイスラエル産デーツを買わないよう呼びかけられている。新たなボイコット運動の主催者が25日にこう語った。

「今年のラマダンでイスラエル産デーツを買わないという選択をすることで、イスラム教徒コミュニティは、イスラエルがパレスチナで行なっている不法占領とアパルトヘイトを非難する明確かつ強力なメッセージを送ることができる」。イギリスに本拠を置くフレンズ・オブ・アル・アクサ（FOA）のシャミウル・ジョーダー氏がこう語った。彼はこのキャンペーンを立ち上げた人物だ。

「イスラエルは世界最大のMedjoulデーツ生産国であり、同国のデーツの50%がヨーロッパに輸出されている。FOA は声明でこう伝えた。 「これらのデーツはその後、この大陸の主要なスーパーマーケットや地域の商店で販売される」

FOA は、イスラエル産デーツの50%がヨーロッパに輸出され、イギリス、オランダ、フランス、スペイン、イタリアがこのドライフルーツを大量に輸入していると付け加えた。2020年にイギリスは、イスラエルから3,000トン以上、約7,500万ポンド（8,900万ドル）相当のデーツを輸入している。

FOAはまた、イスラエルが今年これまでに13 人の子供を含む少なくとも62人のパレスチナ人を殺害していると伝えた。5 日に 1 人の子供が亡くなっている計算だ。

「イスラエル政府による住居の取り壊しは警戒すべき速さで増加しており、前例のないレベルで不法入植地を拡大すると約束している」。FOAはこう付け加えた。

アムネスティ・インターナショナルやヒューマン・ライツ・ウォッチを含む国際的な主要人権団体は「イスラエルはアパルトヘイトという罪を犯しているが、ヨーロッパ諸国はイスラエルに制裁を課しておらず、国際法も支持していない」と述べている。FOAはこのように強調した。

ジョーダー氏は次のように述べている。「今こそ我々の決意を新たにするときだ。今年のラマダンでBDS（ボイコット、投資撤退、制裁）を行おう。私たちはコミュニティとして大きな力を持っていることを忘れてはならない。私たちは、イスラエル産デーツを買わないという簡単な行為を通じて自分たちの声を届けることができる」

彼はこう付け加えた。「私たちはただ、#ラベルをチェック して、アパルトヘイトを行うイスラエルのデーツを買わないだけでいいのだ」

ラマダン前の最後の金曜日の3月17日、イギリスのモスクで、イスラム教徒に対し「ラベルをチェック」することを勧める「行動の日」が呼びかけられた。また、聖なる月の前の最後の週末にはインターネットで啓発活動も行われる。