


ジェッダ:国立パーム・デーツセンターは、2022年のサウジアラビアのデーツ輸出が前年比5.4%増加したことを明らかにした。
過去3年間の数字を見ると、この分野では2020年に9億2700万リヤル(2億4700万ドル)、2021年に12億1000万リヤル、そして昨年は12億8000万リヤル相当のデーツが輸出された。
同センターは、「ビジョン2030」構想の下で導入された新たな作業システムや栽培方法がパーム生産の向上に寄与しているほか、同分野の発展や持続可能性に関するプログラムが、その国内総生産への寄与を高めているとしている。
サウジアラビアのデーツは現在116カ国で販売されており、王国の3,300万本のヤシの木は世界全体の27パーセントを占めている。サウジアラビアは、13の地域にある12万3000以上の農業事業体を通じて年間154万トンのデーツを生産し、米国、欧州、東アジア、中東、北アフリカ地域、湾岸諸国などの市場に向けて300品種以上を輸出している。
サウジアラビアで最も人気のあるデーツの品種は、マジョール、フダリー、フラス、スッカリー、シシ、サファウィ、スフリ、サジー、アジュワ、バーヒ、アンバラである。
環境水資源農業省のヤシの木とデーツの部門は、王国がデーツを珍しい果物として国連食糧農業機関(FAO)に登録することに成功したことで、現在、国際的に支持されるようになっている。
FAOはまた、2027年を「国際デーツ年」とするサウジアラビアの提案を承認している。
同省のパーム・デーツ遺伝資源バンクは、127種類の国産品種を保有し、最大のパーム品種数でギネス世界記録に認定されている。