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ジョン・リンデン氏、サウジアラビアと日本へミシカル・ゲームズを展開

ミシカル・ゲームズは、ブロックチェーン技術とウェブ3.0をベースにした成長と開発のシステムを活用し、eゲーミングを次のレベルに引き上げるゲーミングの新たな概念である。
ミシカル・ゲームズは、ブロックチェーン技術とウェブ3.0をベースにした成長と開発のシステムを活用し、eゲーミングを次のレベルに引き上げるゲーミングの新たな概念である。
ミシカル・ゲームズは、ブロックチェーン技術とウェブ3.0をベースにした成長と開発のシステムを活用し、eゲーミングを次のレベルに引き上げるゲーミングの新たな概念である。 (twitter/@playmythical)
ミシカル・ゲームズは、ブロックチェーン技術とウェブ3.0をベースにした成長と開発のシステムを活用し、eゲーミングを次のレベルに引き上げるゲーミングの新たな概念である。 (twitter/@playmythical)
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24 Apr 2023 10:04:11 GMT9
24 Apr 2023 10:04:11 GMT9

シャンタル・フアド

ドバイ:ゲーム業界のベテランが率いるミシカル・ゲームズが、サウジアラビアと日本に進出しようとしている。同社が掲げるのは、ブロックチェーン技術とウェブ3.0をベースにした成長と開発のシステムを活用し、eゲーミングを次のレベルに引き上げるゲーミングの新たな概念である。

ミシカル・ゲームズのCEO、ジョン・リンデン氏は熱烈なビデオゲーマーである。ゲーミング分野における彼の幅広い経験ゆえに、分散型ゲームアプリケーションの確立は実現した。そこでは、プレイヤーは開発または獲得したアセットを所有することができ、またプレイヤーのための二次市場が提供される。

リンデン氏は自身のゲーム体験について語り、アラブニュース・ジャパンの独占取材に次のように答えた。「私や、ここのリーダーシップチームには、『コール オブ デューティ』のように世界的な評価を受けている作品を率いた経験があります。ミシカルは常に、次世代のゲーミングと次世代のゲーマーを迎え入れることをミッションとしてきました。ブロックチェーン技術を効果的に活用し続けながら、ゲーミングに携わるあらゆる人々に包括的なエコシステムを提供したいと考えてきたのです。私は以前のベンチャーで、ウェブ1.0とウェブ2.0に参加していました。それらの体験を経て、ウェブ3.0を導入し、共に成長していく会社を作ることは自然な流れだったのです」

リンデン氏は、ミシカル・ゲームズ設立動機の裏にあった閃きについても語った。彼の意欲に火をつけ、プラットフォーム作りへと駆り立てたのは、セイズミック・ゲームズの社長やアクティビジョン・ブリザードのスタジオ責任者として培った専門的な経験だけでなく、これまでの人生全てをゲーマーとして過ごしてきたことだった。「この空間では、さまざまなコミュニティと異なるゲームをプレイして得る経験は、一生ものになります。それが私を後押ししました。誰の中にもいるゲーマーにとって、もっと忘れがたい体験を生み出すために、ゲームの設計プロセスに関わろうと思うようになったのです」

ミシカル・ゲームズの優位性を高めているのは、ゲーマーがステークホルダーになり、ゲームに投資した時間をお金で取り戻せる可能性があるという仕組みだ。これは、ゲーム内でデジタルコレクションの所有権を持てるために起こる。それにより、ゲーマーは新しい収益源を開くことができるのだ。

リンデン氏はアラブニュース・ジャパンに対し、プレイヤーが時間をお金で取り戻すことができる技術的な仕組みを説明した。「マクロ的には、2つの重要な変革が起こったことで私たちの運営方法が決まりました。ゲームアクセスの民主化、つまり基本プレイ無料(Free to Play)と、ゲーム内エコシステムで使用できるコンテンツをユーザーが作成する、コンテンツの民主化です。私は、それらがこの業界に変革をもたらしたと考えています。ミシカルでは、プレイヤー、eスポーツ、ブランドなどすべての関係者をステークホルダーにするために、これらのコンセプトの統合を目指しました。そうすれば、NFTやトークンといったブロックチェーン技術の要素を活用できるようになるからです。それにより、あらゆるステークホルダーが民主化されたゲーム経済へアクセスできるようになります。そして、「プレイアブルNFT」と呼ばれるものを介して、これらのデジタルアセットを所有したり、利用したりできるようになるのです。

プラットフォームには、現在2つのゲームがある。インハウス用ソーシャルパーティーゲームの『ブランコスブロックパーティー』と、NFLと共同制作されたゲームセンタースタイルの『NFLライバルズ』だ。今年は、レースゲームも追加予定となっている。

サウジアラビアと日本に進出するというリンデン氏の選択は、場当たり的なものではなかった。日本には、すでに十分に発達したゲーミング業界がある。ミシカル・ゲームズがプラットフォームを拡大し、素晴らしい成果と反響を得るのに必要なしっかりとした基盤が存在するため、最適な市場といえるのだ。文化的にも、イノベーションや技術の導入に強い感覚を持つ国である。

サウジアラビアの進路や展望には、民間企業や公的機関がeスポーツやゲーミングに多額の投資を行っていることから、将来性がうかがえる。またリンデン氏は、同国がゲーミングの分野を通して、世界のデジタルランキングを押し上げる流れに乗っているという重大なポイントにも言及した。それは、この地域にとって明るく前途有望な兆しである。リンデン氏にとっても、2024年に店舗を開く可能性に向けて自信が増す要素となっている。

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