• ジェッダでの歴史的な夜に、セス・ロリンズが新たなWWE世界ヘビー級王座に君臨した
• サミ・ゼインとケビン・オーエンズがタッグチームタイトルを防衛してロマン・レインズを破り、1,000日目の記念日を迎えた

アラブニュース

ジェッダ：WWEは27日夕方、サウジアラビアに歴史的な帰還を果たした。ジェッダスーパードームで、ナイト・オブ・チャンピオンズは熱狂的な大入りの観衆に力強さを誇示し、新たなWWEヒーローたちが生まれた。

夕方のトリプルメインイベントの初戦では、セス・ロリンズが新たなWWE世界ヘビー級王座に君臨した。対戦中は以前からの膝の怪我があったにもかかわらず、ロリンズは痛みに耐えながらWWEで経験豊富なAJスタイルズの攻撃をかわし、ジェッダスーパードームで王座を獲得した。

前半には、WWE殿堂入りを果たしているトリッシュ・ストラタスが往年の輝きを見せ、非道な対戦でベッキー・リンチを倒したが、物議を醸すフィニッシュによって試合は台無しになった。ストラタスは対戦相手を圧倒していたが、ストラタスの勝利はゾーイ・スタークの衝撃的な登場によるものだろう。スタークによるリンチへの奇襲はレフェリーによって見過ごされ、ストラタスは驚くべき方法で試合を終えた。

ジェッダの熱烈的な観衆を前に、グンターがムスタファ･アリと白熱した試合を繰り広げ、インターコンチネンタル王者を防衛した。アリのアクロバティックな技は満員の観客から喝采と歓声を浴びたが、グンターからタイトルを奪うには充分ではなかったようで、ドイツの大男グンターの堂々とした体格が大きく上回るかたちとなった。

日本のアスカがビアンカ・ブレアを破ってWWEロウ女子王座を奪取。得意の青い毒霧をくらわせてタイトル戦で主導権を握った。ブレアとアスカの試合は熱気を帯びた展開が続き、先ほどの毒霧攻撃ののち、日本のスーパースターが勝利を収め王座に輝いた。

リア・リプリーはスマックダウン女子王座戦をナタリアと戦い、圧倒的な力量を見せつけ相手を破りタイトルを防衛。今大会で最も短い試合となった。

リプリーが引き連れたジャッジメント・デイのチームメイトであるドミニク・ミステリオは、ナタリアの注意を逸らすのに不可欠な役割を果たし、急襲によってリプリーは試合を素早く終わらせスマックダウン女子王座を防衛した。

WWEの2大スターの再戦では、レフェリーが試合を止めるかたちで、ブロック・レスナーが手負いのコーディ・ローデスを下した。左腕を骨折したままリングに上がったコーディ・ローデスは挑戦的な態度を見せたが、その気迫に満ちた戦略はレスナーの凄まじい力の前では役に立たず、ローデスが身動きを取れなくなるとレフェリーはレスナーの勝利を宣言した。

その日のファイナルマッチでは、サミ・ゼインとケビン・オーエンズがアンティスピューテッドWWEタッグチーム王座を防衛し、アンティスピューテッドWWEユニバーサル王座のロマン・レインズとソロ・シコアを劇的に破った。

試合開始前にサミ・ゼインがアラビア語で挨拶したこともあり、ジェッダの観衆はタッグチーム王者に大歓声をあげていた。レインズとシコアの圧倒的なパワーにもかかわらず、レインズの従兄弟であるジェイ・ウーソとジミー・ウーソは、一家のプライドを取り戻しチャンピオンベルトを取り返そうとフォールを邪魔した。

2人による介入は時期を逸してレインズを失望させることとなり、従兄弟らは一家の遺産であるブラッドラインを破壊し、その後、ゼインとオーエンズが勝利を収めて王座を手にした。

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