• アル・イテハドの新しいスター選手は、レアル・マドリードの元チームメイトであるクリスティアーノ・ロナウドとの対戦を心待ちにしていると話した。
• ベンゼマは、より多くの若者や女性にサッカーを楽しんでもらたいと意気込んだ。

アラブニュース

ジェッダ：アル·イテハドに新たに加入したカリム·ベンゼマは、「情熱的な」サウジアラビアのファンの前で結果を出し、年々進化している競争の激しいリーグで「伝説的な」新しいクラブにトロフィーをもたらすことを楽しみにしていると語った。

現バロンドール保持者であるベンゼマは、スペインの強豪レアル·マドリードで14シーズンにわたり国内およびヨーロッパで活躍した後、ジェッダを拠点とするクラブであるアル·イテハドと契約し、自身の経験が最近サウジ·プロリーグの王者となった新しいクラブに多くの名誉をもたらすことを望んでいる。

アル·イテハドのツイッターとインスタグラムおよびサウジ·プロリーグのチャンネルで公開された独占インタビューで、ベンゼマは次のように語った。「新しいクラブでは、自分らしいサッカーをし、そして何よりもタイトルを獲得できることを望んでいる。僕にとっては新しいスタートであり、このクラブをさらに進化させたい。情熱にあふれたクラブだ。ファンには、僕のプレーの中に自分自分を見つけてほしい。サッカーが大好きなので、後世に語り継がれるレガシーを残したいと思っている。常に自分の限界に挑戦し、さらに上を目指すという競争心を持っている。だからこそ、自分の才能を発揮し、披露するために、しっかりと準備するつもりだ」

🎙️ Watch the full interview with Karim Benzema! Learn about his ambitions and goals with us next season!#Benzema2Ittihad
#HereToInspireKSA pic.twitter.com/lMSkSPh7AL

— Ittihad Club (@ittihad_en) June 8, 2023

なぜサウジアラビアに来たのかという質問に対して、ベンゼマは次のように答えた。「僕はイスラム教徒で、サウジアラビアがイスラム教の国だからだ。ずっとそこに住みたいと思っていた。サウジアラビアにはすでに行ったことがあり、良い印象を持っている。何よりイスラム教の国で、愛されているし、美しい。サウジアラビアと契約することを家族に話したら、みんなとても喜んでくれたし、僕にとっては、ここにいたいと思える場所だ」

サウジ·プロリーグの選手たちのサッカーの水準については、次のように述べた。「いろいろなことを聞いた。良いチャンピオンシップだし、良い選手がたくさんいて、毎年レベルアップしている。ワールドカップを見たが、彼ら（サウジアラビア）は良い試合をしていたし、特に（最終的にワールドカップ王者となった）アルゼンチンに対して素晴らしい試合をした。明らかに、非常に優秀な選手がいる」

ベンゼマは、レアル·マドリードで大成功を収めていた時期、クリスティアーノ·ロナウドとともに強力な攻撃の脅威を生み出したことで有名だが、ポルトガルの大物ロナウドが昨シーズン、リヤドのアル·ナスルに移籍したため、来シーズンはレアル·マドリードの元チームメイトと対決することになる。

ベンゼマは、元チームメイトがサウジアラビアのサッカーの水準と知名度を高める上で重要な役割を果たしていることを認めている。

「クリスティアーノ·ロナウドがサウジアラビアにいることも重要だ。なにしろ大物選手だから。彼はこの国の試合に多くのものをもたらし、サウジのプレーレベルをさらに高めるだろう」とベンゼマは語った。「サウジアラビアのサッカーが世界に影響を与えることができることを示すことが重要だ。サウジアラビアでプレーするとかしないとかという話ではないから。そうではなく、僕はヨーロッパでできたことをすべて発揮して披露し、それをサウジアラビアにもたらさなければならない」

サウジアラビア最古のスポーツクラブであるアル·イテハドでプレーするという魅力は、ベンゼマにとって強いものであった。マドリードでの生活をジェッダでの生活に切り替える決断をしたことについて、こう語った。「サウジアラビアでトップクラスのクラブだ。ファンの情熱が強く、多くのトロフィーを獲得している」

「クラブをさらに進化させたいと思っている。スタジアムは並外れており、何度も言うように、情熱にあふれている。良いチームには必ずファンが必要だ。ファンはとても重要で、その情熱が、フィールドでベストを尽くすモチベーションを与えてくれる」

ベンゼマとの契約は、サウジ·プロリーグのブランド構築における新たな段階の一部であり、野心的な変革計画である「ビジョン2030」の一環として、世界的な認知度を向上し、社会全体でより多くのサウジアラビアのサッカーファンを引きつけ、スポーツへのコミュニティの参加を促進することを目的としている。サウジ·プロリーグの昨シーズン、アル·イテハド·クラブは、リーグ内のどのクラブよりも多い60万人以上のファンを迎え、同クラブの試合は170か国の48のチャンネルやプラットフォームから視聴された。

ストライカーのベンゼマは、自身の移籍が全国のサッカーファンに影響を与えることを望んでいる。「サッカーをプレーし、サッカーを愛するすべての若者へのメッセージは、夢を築くこと、一生懸命努力すること、ゲームのルールを尊重すること、つまり人間を尊重すること、サッカーをする喜びを常に持つこと。そして、決してあきらめないこと。努力をすれば、必ず達成できる」

また、今回の注目度の高い契約によって、より多くの女性がサッカーに参加するようになるかどうかについて、次のように述べた。「サッカーは、女性にとっても、男性にとっても、誰にとっても重要だ。ヨーロッパでも、チャンピオンズリーグをはじめ、女性チームが活躍している。サポートすることが大切なので、男性であろうと女性であろうと、私たちは彼らをサポートするためにここにいる。女性をサポートするため、このファミリーの一員になれて幸せだ」

サッカー以外にも、サウジアラビアに移籍する理由があることを認め、イスラム教の信仰がその決定に大きな役割を果たしたと述べた。

「すでに人々に好かれていると感じている。そのことによって、新しい生活を送ることができる」とベンゼマは話した。「アラビア語を学び、流暢に話したい。それは僕にとって重要なことだ。すでにサウジアラビアに来たことがあるが、メッカが（ジェッダに）とても近く、信者としてそれは重要だ。ここは僕にとって最高の気分で本領を発揮できる場所だ」

フランスのスター選手であるベンゼマは、サウジアラビアでの正式なお披露目に先立ち、6月7日水曜日遅くにジェッダのキング·アブドルアジーズ国際空港に到着した。