リヤド:国際宇宙ステーション(ISS)での科学ミッションを成功させたアリ・アルカルニ氏、ラヤナ・バルナウィ氏、マリアム・ファルダス氏、アリ・アルガムディ氏の4人のサウジアラビア人宇宙飛行士が、6月17日朝にサウジアラビアに帰国した。
アル・カルニ氏とアラブ人女性として初めて地球周回軌道を飛行したラヤナ・バルナウィ氏は、ISSでの8日間の滞在を終えて5月31日に地球に帰還した。2人はISS滞在中に微小重力に関する14の研究プロジェクトを実施し、そのうち3つのプロジェクトでは衛星中継を使ってサウジアラビア国内の47校から参加した12,000人の生徒と共に凧揚げ実験を行った。
2人と米国人宇宙飛行士のペギー・ウィットソン氏とジョン・ショフナー氏を乗せたスペースXの宇宙船「クルードラゴン」は、ISSからの12時間の飛行の後、地球大気圏へ再突入し、フロリダ州パナマシティ沖のメキシコ湾にパラシュート降下した。
サウジ宇宙局(SSA)は、サウジアラビアの首都リヤドにあるキング・ハーリド国際空港に宇宙飛行士が到着した際に出した声明の中で、今回の科学ミッションは人類に多大な利益をもたらすものであり、宇宙探査におけるサウジアラビアの主導的な役割と前衛的な地位を確保するものであると述べた。
また、サウジアラビアの宇宙ミッションの優れた成果と貢献は、すべてムハンマド・ビン・サルマン・ビン・アブドル アジーズ・アール・サウード皇太子殿下の支援によるものであり、国家の誇りであるとも述べた