
プラハ:日本の日比野菜緒は、チェコのティーンエージャー、リンダ・ノスコバをストレートで下し、雨のプラハ・オープンで優勝。ラッキールーザーからチャンピオンへのおとぎ話のような旅を終えた。
28歳の日比野は、雨で中断された決勝で第4シードのノスコバを6-4、6-1で振りきった。
日比野は2015年のタシケント、2019年の広島での優勝に加え、3つ目のWTAタイトルを獲得した。
「今日、決勝まで勝ち残ることができたことにとても感謝している」と日比野は言った。
「雨ばかりでタフな1週間だった」
トーナメントを悩ます5日からの雨のため、世界ランキング136位の日比野が第2セットで4-1、30-0とリードした時点で決勝戦は中断を余儀なくされた。
日比野は7日の朝、ルーマニアのジャクリーン・クリスチャンとの準決勝を終えるはずが、コートにいた時間はわずか5分だった。
雨のため5日のプログラムは中止となり、準決勝は6日に延期された。
ノスコバ(18歳)はストレートで勝ち上がった一方、日比野の準決勝は、第3セットで5-2とリードしていた時点で、5時間と3回の中断を経てまた中断された。
強風かつ寒いコンディションの中、71位のノスコバは決勝で見事な滑り出しを見せ、3-0とリードを奪ったが、日比野の反撃は早かった。
試合を通して忍耐強くプレーした日比野は、ノスコバがマッチポイントでダブルフォールトを犯すなどミスを重ねる中、サーブブレークで第1セットを先取し、そのまま逃げ切った。
AFP