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西村彗星は肉眼で見えるようになるだろうか。

西村彗星は夜空で肉眼で見えるようになるかもしれない。(『APF通信』)
西村彗星は夜空で肉眼で見えるようになるかもしれない。(『APF通信』)
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31 Aug 2023 06:08:34 GMT9
31 Aug 2023 06:08:34 GMT9

アラブニュース・ジャパン

ドバイ:日本人アマチュア天文家の西村栄男氏が新天体を発見した。9月に明るい新彗星として夜空に現れると期待されている。

西村氏は、2023年8月12日に日本企業であるキヤノンの一眼レフカメラに200mm f/3の望遠レンズを装着して、この新天体を発見した。

どの自動観測システムにも先んじて、この彗星が地球の軌道を横切るのを西村氏が発見した形だ。

西村氏にとっては3度目の彗星の発見となった。この彗星は、発見者にちなんで、C/2023 P1(Nishimura)と命名され、カタログに収録された。

発見された時点で、西村彗星は地球と太陽に急速に接近していたとのことだ。地球への最接近は9月12日で、その距離は1億2,530万キロメートル、太陽に最接近するのは9月17日で、その距離は3,366万キロメートルとなるとみられている。

西村彗星は、まだ肉眼で見えるほどは明るくないため、日の出の1〜2時間前に起きて、優れた双眼鏡または望遠鏡を使わないと観察できない。

明るい光のない暗い夜空であれば、西村彗星を見つけやすいだろう。また、この彗星が夜空のどの星座を通っていくかを把握しておくことで、探すべき場所が明確になる。

8月26日から9月4日まで西村彗星は明るさを増し続けて5等級に達し、9月5日までには肉眼で見えるようになるかもしれない。

NASAによれば、太陽接近時に分裂または崩壊する可能性もあるとのことだ。

西村彗星は太陽系外から新たにやってきたわけではない。太陽を約294年かけて周回する軌道にあり、次に西村彗星が夜空に見えるのは2317年になるとみられている。

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