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岸田首相、国連総会へ出発=核軍縮・安保理改革訴え

日本の岸田文雄首相が国連総会の一般討論会で演説するため日本を出国した。 (AFP)
日本の岸田文雄首相が国連総会の一般討論会で演説するため日本を出国した。 (AFP)
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19 Sep 2023 03:09:15 GMT9
19 Sep 2023 03:09:15 GMT9

岸田文雄首相は19日午前、米ニューヨークに向けて政府専用機で羽田空港を出発した。同日午後(日本時間20日午前)に国連総会で一般討論演説に臨み、核軍縮や安全保障理事会改革への決意を示す見通し。

出発を前に、首相は首相官邸で記者団に「複合的な危機が重なる中、対立・分断ではなく協調する国際社会をつくらなければならない。人間の安全保障といった日本ならではの考え方を、新たな形で発信する努力をしたい」と語った。

首相は演説で「核兵器のない世界」実現を呼び掛ける。ロシアのウクライナ侵攻に対し、十分に機能していない安保理の改革も主張するとみられる。 

演説に先立ち、高濃縮ウランやプルトニウムを対象とする核兵器用核分裂性物質生産禁止条約(FMCT)に関するハイレベル行事を主催。新興・途上国「グローバルサウス」を含む各国首脳らに交渉開始への賛同を求める。

20日にはウクライナ情勢に関する安保理首脳級会合に出席する。ロシアを厳しく非難し、法の支配に基づく国際秩序を守り抜く決意を表明。ウクライナ支援と和平実現の重要性も訴える。

同国のゼレンスキー大統領との会談に関し、首相は「個別の会談は想定していないが、立ち話などは行われるかもしれない」と述べた。

新型コロナウイルス禍を踏まえた国際保健や、持続可能な開発目標(SDGs)をテーマとする会合にも参加。日本が国際社会の取り組みに貢献し、グローバルサウスと連携する姿勢を示す。22日に帰国する。

時事通信

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