
東京:日本は5日、太平洋の伊豆諸島近海で強い地震が発生したことを受けて津波注意報を発令したが、約2時間後に解除した。被害は報告されていない。
この注意報(4段階警報システムの下から2番目)は、東京地方の南に位置する伊豆諸島の人々に対し、海岸や川の河口付近から離れるよう呼びかけるものだった。
米地質調査所は、5日午前中にこの海域で一連の沖合地震が発生したと発表した。そのうち最大のものはマグニチュード6.1で、震源の深さは10km(6マイル)だった。
この地震による揺れは伊豆諸島の陸上や東京地方では感じられなかったが、気象庁は最大1メートル(3.2フィート)の津波が伊豆諸島の海岸に到達する恐れがあると注意を促した。八丈島の八重根では約30センチ(1フィート)の小さな津波が観測された。
被害は報告されていない。気象庁は約2時間後に津波注意報を解除した。
日本は世界で最も地震が多い国の一つである。2011年にはマグニチュード9.0の巨大地震によって津波が発生し、北日本の広範囲を壊滅させるとともに福島第一原発の3つの原子炉のメルトダウンを引き起こした。
AP