アミン・アッバス

アブダビ：日本国際協力センター（JICE）アブダビ事務所は7月16日、同市でイベントを開催し、様々なアクティビティーやJICEの情報を提供した。

このイベントの主なハイライトの一つとして「JICE同窓会」ロゴの発表が行われた。青いだるま（良い巡り合わせや将来の幸運を表す日本のシンボル）をあしらったこのロゴは、JICEが同窓生に対して願う学業やキャリアでの成功を反映したものだ。真ん中の漢字は「同窓会」を表すようデザインされたもので、同窓会・卒業生コミュニティーを意味している。

このイベントでは他にも、「アイスブレイキング」コンテスト（参加者らが交流して一緒にブレインストーミングを行い、自分と日本を結びつける単語を選び、その単語を選んだ理由を説明する）、卒業生によるプレゼンテーション、愉快なクイズ、心地よい日本の音楽とともにカスタマイズされたアジアンディナービュッフェを楽しむ夕方のディナーなど、様々なアクティビティーが行われた。

JICEアブダビ事務所のマネージングディレクターに新たに就任した金森篤也氏はアラブニュース・ジャパンの独占取材に応じ、このイベントについて語ってくれた。「特別で心温まるイベントになりました。日本との特別なつながりを共有する卒業生、元インターン学生、言語学習者など、熱意を持った多様なコミュニティーが集まってくれたのです。日本への愛で盛り上がるうちに興奮と熱気で満たされた雰囲気になりました。懐かしい思い出を蘇らせるだけでなく新たな夢や野心を刺激する本当に素晴らしい集まりでした。絆を深め、新たな友人を作り、日本愛好家の持続的なグローバルネットワークを育む機会を持てたことに感謝しています。今回のイベントは国際的な経験や文化交流がもたらす注目すべきインパクトを示すものとなり、彼らが日本にいた時に作ったかけがえのないつながりへの感謝の念を全員が新たにしました。この同窓会を忘れられない成功に導いてくださった全ての参加者の皆様に心から感謝したいと思います」

「JICEはこのイベントを毎年開催して、参加者の間に強いつながりや仲間意識を育もうと計画しています。この取り組みは、異文化理解や国際協力を促進し、日本とその豊かな文化を愛する人々の生活に影響を与えたいというJICEの熱意を示すものです。このイベントが今後、日本に対する共通の情熱や、それが我々の人生にもたらしてくれた永続的な友情を祝福できるような、より一層大きなイベントに発展することを楽しみにしています」

かつてインターン学生として日本で学んだファテマ・アルショワブさん（2016年/JICE日本語クラス）もアラブニュース・ジャパンの独占取材に応じ、このイベントについて語ってくれた。「私がJICE卒業生になってからもうすぐ7年です。また戻ってきてJICE同窓会の初のイベントに参加することができ大変光栄です。美しい思い出を蘇らせてくれただけでなく、かつてのJICE仲間や新しい卒業生に会うこともでき、ネットワーク作りのための素晴らしい機会になりました。特に嬉しかったのが、オンラインで私の日本語教師をしてくださっている小林先生にこのイベントでついに直接お会いできたことです。このように、この確立されたプログラムは完了後も私たちの交流を促し、さらなる協力や連携の機会を提供してくれているのです」

ユースアンバサダープログラム（YAP）ジャパンのメンバーであるダエン・アルダブースさんもアラブニュース・ジャパンに対し、このイベントについて語ってくれた。「JICE同窓会は勉強になるイベントでした。日本を愛する多くの聡明な人々と接することができ、JICEファミリーの一員であることが誇らしくなりました。私はYAPジャパンのメンバーとして、日本での経験について話す機会をいただきました。また、他の人々を鼓舞したいと思い、九州大学の修士課程で10月から始まる予定の私の留学計画についても話しました」

YAPジャパンは、日本に行って修士課程で学ぶことを目指す学部学生を対象に、日本語学習、文化イベント、進路相談、日本訪問プログラムなどを提供している。