
台北:自民党の萩生田光一政調会長は9日、台湾を訪問した。蔡英文総統ら要人との会談を調整。中国が軍事的圧力を強める中、台湾との連携をさらに強化する狙いがある。11日に帰国する。
9日は台北市で、中国が全面禁輸した日本産水産物の販売促進などを巡り、日系企業関係者と意見交換。游錫※(※方の横並びの下に土)・立法院長(国会議長)主催の夕食会に出席する。10日には辛亥革命を記念する「双十節」(建国記念日)の式典に参加する。
萩生田氏は、台湾と関係が深かった故安倍晋三元首相の最側近として知られる。滞在中、南部の高雄市に建立された安倍氏の銅像に献花し、同市の大学で講演する予定だ。
萩生田氏は昨年12月にも訪台している。
時事通信