
木原稔防衛相は10日の記者会見で、海上自衛隊鹿屋航空基地(鹿児島県)に一時配備されている米軍の無人偵察機「MQ9」の米軍嘉手納基地(沖縄県)移駐に関し、「期限を定めずISR(情報収集・警戒監視・偵察)活動を実施する計画となっている」と明かした。
移駐の意義について、木原氏は南西地域へのアクセスなどを挙げ、「より効率的な活動が可能となる」と指摘。騒音など沖縄の基地負担への影響について「限定的だと判断した。影響をできるだけ最小限にするため引き続き取り組んでいきたい」と述べた。
MQ9は昨年11月から1年間の計画で8機が鹿屋基地に配備されている。
時事通信