10月19日、日本の馬越正之駐レバノン大使は、レバノンのザーレ市にあるアル・マハバ・スクールの再建成功を祝う式典に出席した。
この学校の再建は、現地のNGO団体ラシェット・ケイルを通じ、「草の根・人間の安全保障無償資金協力」の下で支援が行われた。
同校は1963年に開校し、2020年から現地の NGO によって支えられている。アル・マハバ・スクールは基本的なインフラの不足に悩まされ、生徒たちは危険な環境で学ぶことを余儀なくされてきた。
これら課題に対処するために、日本がラシェット・ケイルを通じて学校の再建を支援したことで、教育環境は大幅に改善され、500人あまりの危険にさらされた生徒たちの生活を直接的に好転させた。
馬越大使はスピーチの中で、この取り組みは弱い立場にある子どもたちの教育環境を改善するうえで重要であったと話した。
さらに、すべての子どもが質の高い教育を受ける権利を保障するために、日本はレバノンの教育分野の強化に尽力していると付け加えた。
ラシェット・ケイルの創立者で会長を務めるイルダ・ナハス氏は、安全で有益な学習環境を作り出すことで弱い立場にある生徒たちを支援するという、日本の重要な役割を強調して、このプロジェクトにおける日本の支援に感謝の意を表すとともに、質の高い教育サービスを維持するうえでのさまざまな関係者の協力的な取り組みを称賛した。