
ニューヨーク:国連総会第1委員会(軍縮)は27日、日本が毎年提出している核兵器廃絶決議案を145カ国の賛成多数で採択した。
今年は、核・ミサイル開発を強化する北朝鮮について「核拡散防止条約(NPT)で定める核保有国の地位を得ることは決してできない」と明記。北朝鮮、中国、ロシア、イランなど7カ国が反対した。
決議案は、核弾頭保有数を急速に増やしている中国を念頭に、核兵器の減少傾向が「リスクにさらされている」と危機感も表明。核保有国に対し、データ開示を求めるとともに「非保有国と透明性に関する対話」を行うよう要請した。
決議案提出は30年連続で、12月中に総会本会議で正式に採択される見通し。
時事通信