
国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は27日、電話会見し、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて東京五輪開催について臆測が広がっていることを踏まえ、「IOCは7月24日に始まる2020年東京大会が成功するように全力を注ぐ」と述べ、予定通りの開催へ向けて準備を進めることを強調した。
バッハ会長は大会の中止や延期、代替地での開催などの可能性については答えず、「臆測の火には油を注がない」と話した。
東京五輪をめぐっては、IOCのディック・パウンド委員、大会の準備状況を監督するジョン・コーツ調整委員長が、開幕2カ月前の5月下旬が開催可否の判断期限とする趣旨の発言をして混乱が生じていた。
時事通信社