脱炭素社会へ技術革新促進＝菅首相「温暖化対策で成長」―参院予算委

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脱炭素社会へ技術革新促進＝菅首相「温暖化対策で成長」―参院予算委

脱炭素社会へ技術革新促進＝菅首相「温暖化対策で成長」―参院予算委

首相は今後の経済運営に関し、安倍政権の看板政策「アベノミクス」を継承するとともに、さらなる改革を進めると表明。(AFP)

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06 Nov 2020 07:11:55 GMT9

参院予算委員会は６日、菅義偉首相と全閣僚が出席し、基本的質疑を続けた。首相は２０５０年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする目標達成に向け、イノベーションを推進させると強調した。次世代型太陽電池、回収した二酸化炭素（ＣＯ２）を燃料などに再利用する「カーボンリサイクル」、水素の３点を挙げ、新技術の開発を後押しする意向を示した。自民党の中西祐介氏への答弁。

首相は今後の経済運営に関し、安倍政権の看板政策「アベノミクス」を継承するとともに、さらなる改革を進めると表明。脱炭素社会の実現に関し、「温暖化対策を行うことで、産業構造や経済社会の変革をもたらし、大きな成長につながる」と語った。　

中西氏は、参院選の「１票の格差」是正のための選挙区合区を解消すべきだと訴えた。首相は、「都道府県が果たしてきた役割を踏まえ、解消に向けた意見があることは承知している」としつつ、選挙制度改革は各党で議論する課題だとの認識を示すにとどめた。

公明党の西田実仁参院会長は来夏の東京五輪・パラリンピック開催に関連し、新型コロナウイルスのワクチン確保状況について質問。首相は、製薬会社３社から計２億９０００万回分の供給を受けることで合意していると説明し、「来年の前半までに全ての国民に提供できる数量を確保する」と語った。

首相は２５年の国際博覧会（大阪・関西万博）について「コロナ禍を乗り越えた先の新たな時代に向けた国家プロジェクトだ。政府一丸となって取り組む」と述べた。公明党の石川博崇氏への答弁。

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