
東京:日英の外務・国防大臣が火曜日に会談し、日英両国の軍隊が合同演習のために互いの領土に入ることを可能にする新たな安全保障条約の下で、より深い軍事協力について話し合った。
日本とイギリスは近年、中国の影響力増大への懸念が高まる中、協力を拡大してきた。唯一の同盟国がアメリカである日本は、オーストラリアやイギリスと相互アクセス協定を結び、準同盟国となっている。
日本の上川陽子外務大臣と木原稔国防大臣、イギリスのジェームズ・クレバリー外務大臣とグラント・シャップス国防長官による東京での会談は、RAAが10月中旬に発効して以来初めてのことである。
彼らは火曜日と水曜日に開催される先進7カ国(G7)外相会合の傍らで会談し、イスラエル・ハマス戦争、ロシア・ウクライナ戦争、インド太平洋地域の緊張に焦点を当てる予定だ。
日英安全保障関係についての4閣僚の協議には、5月に岸田文雄首相とリシ・スナク英首相が合意した内容に基づき、合同演習の拡大や、宇宙やサイバーセキュリティなどの新分野での協力が盛り込まれる見通しだ。
岸田首相は昨年12月、中国を含む地域の脅威の高まりを理由に、第二次世界大戦後に採用された専守防衛の原則から大きく転換し、反撃能力を含む安全保障と防衛を強化する日本の新しい中長期戦略を発表した。
日本は、長年の米国の同盟国との軍事関係を強化する一方で、台湾海峡で緊張を高める中国に対する抑止力を強化するため、フィリピンとの関係を急速に発展させている。
先週マニラで行われた会談で、岸田首相とフィリピンのフェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領はRAAの交渉を開始することで合意し、日本が友好国の軍備強化を目的とする新しい安全保障無償資金協力プログラムのもと、フィリピン海軍に沿岸監視レーダーを提供すると発表した。
日本は、東シナ海の島々をめぐって中国と長年にわたり領土問題を抱えている。
AP