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日中首脳会談、１６日軸に調整＝処理水協議、米ＡＰＥＣで
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09 Nov 2023 08:11:24 GMT9
09 Nov 2023 08:11:24 GMT9
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日中両政府は、米サンフランシスコで１５～１７日に開催されるアジア太平洋経済協力会議（ＡＰＥＣ）首脳会議に合わせ、岸田文雄首相と習近平国家主席が会談する方向で調整に入った。１６日が軸となる見通し。東京電力福島第１原発の処理水の海洋放出を巡り、首相は安全性を説明し、日本産水産物の輸入停止措置の撤廃を要請。中国が拘束した邦人の解放も働き掛ける構えだ。
複数の日本政府関係者が９日、明らかにした。実現すれば、昨年１１月にタイ・バンコクで会談して以来、約１年ぶりとなる。
詳細を詰めるため、秋葉剛男国家安全保障局長が訪中。ＡＰＥＣでは、バイデン米大統領と習氏が１５日にも会談する方向で、日中首脳会談は翌１６日とする案が浮上している。
中国側は処理水を「核汚染水」と批判。海洋放出が始まった８月下旬から、日本産水産物の全面禁輸を続けている。これに対し、日本側は科学的な根拠に基づく対応を取るよう主張。双方の対立が解消されるめどは立っていない。
ただ、今年は日中平和友好条約発効から４５年の節目となる。首相は「建設的かつ安定的な日中関係の構築」に繰り返し言及。対話の必要性も訴えていた。
一方、中国は３月にアステラス製薬の５０代の日本人男性社員をスパイ容疑で拘束。１０月に正式に逮捕されたことが判明し、日本政府は早期解放を求めている。
首相は訪米中、韓国の尹錫悦大統領との会談も調整している。
時事通信
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