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菅首相、米ワシントンへ出発＝同盟関係「さらに強固に」―日米首脳、１７日会談
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15 Apr 2021 08:04:32 GMT9
15 Apr 2021 08:04:32 GMT9
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菅義偉首相は１５日、バイデン米大統領と対面による初の首脳会談を行うため、羽田発の政府専用機でワシントンに向け出発する。覇権主義を強める中国に日米が連携して対処し、民主主義や人権、法の支配を重視する「自由で開かれたインド太平洋」構想の推進を確認する。
出発に先立ち、首相は首相官邸で記者団に「バイデン大統領との信頼関係を構築し、自由、民主主義、人権、法の支配の普遍的価値で結ばれた日米同盟をさらに強固なものにしたい」と強調。「『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向けて日米のリーダーシップを世界に示したい」とも語った。
首相はバイデン氏が迎える初の外国首脳となる。首脳会談は１６日午後（日本時間１７日未明）にホワイトハウスで行われ、全体会合と通訳のみが同席する１対１の会談を調整。両首脳はこの後、共同記者会見に臨む。首相はワシントン近郊のアーリントン国立墓地で献花するほか、米政府要人との面会も予定する。帰国は１８日。
日米両政府は会談の成果として、安全保障を含む２国間関係全般の共同声明と気候変動、経済協力の付属文書の発表を検討している。
新型コロナウイルス対策のため、首相は出発前にワクチンを２回接種。政府代表団は通常より少ない約８０人に絞った。真理子首相夫人や閣僚は伴わず、同行は坂井学官房副長官、北村滋国家安全保障局長らに限定した。
会談では中国による軍事・経済両面での威圧的行動に反対を表明する見込み。北朝鮮、ミャンマーなどの地域情勢を協議し、気候変動問題、新型コロナ対応での協力も確認する。
両首脳はこれまで、１月２８日に電話で会談したほか、３月１２日には日米にオーストラリア、インドを加えた「クアッド」首脳のテレビ会議でも協議した。菅、バイデン両氏とも政治家の家系ではなく、「パフォーマンス嫌いで仕事師」（外務省幹部）といった共通点があるという。政府関係者は「トランプ前大統領よりも馬が合うのでは」と関係構築に期待を示す。
JIJI Press
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