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フーシ派はスパイとして、私を採用しようとした、と拉致されたイエメン人モデルが獄中発言

エンテサール・アル・ハマディさん。(ソーシャルメディア)
エンテサール・アル・ハマディさん。(ソーシャルメディア)
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26 May 2021 04:05:41 GMT9
26 May 2021 04:05:41 GMT9
  • フーシ派は、モデルに目隠しをし、不審な書類に押印させ、不潔な部屋に一時的に監禁した、カトラン判事

サード・アル・バタティ

ムカッラー:フーシ派に拉致され、投獄されているイエメン人モデルに面会した人々によると、フーシ派は釈放と引き換えに、スパイとして自分を採用しようとした、と獄中のモデルが語っていたという。

エンテサール・アル・ハマディさんと2人の同僚女優は、2月20日にサナアでフーシ派に拉致された。3人はサナア犯罪捜査部で10日間拘留された後、中央刑務所に身柄を移送されている。

フーシ派は即時釈放と引き換えに、諜報活動に加わり、フーシ派政敵の自宅内に盗聴装置を取り付けるよう提案して、モデルとその2人の同僚をスパイとして採用しようとした、とアル・ハマディさんと面会した人々のうちの1人が、匿名を条件にアラブニュースに語った。

これを拒否したことで、フーシ派はアル・ハマディさんを投獄した。また、アル・ハマディさんは、フーシ派は自分を釈放するよう求める国内外の圧力に抗い、自分の弁護士や親族との面会も禁止した、と面会者たちに語ったという。

月曜日のグループは、活動家、政治家、ジャーナリスト、フーシ派が支配する諮問評議会と国民評議会の議員で構成されていた。

アル・ハマディさんの面会者の1人、アブドゥル・ワハブ・カトラン判事が投稿したFacebookによると、フーシ派は自分を拘禁するために、薬物所持と売春の罪をでっちあげたのだ、とアル・ハマディさんは面会者たちに語っていたという。

アル・ハマディさんを取り調べた地元検察官は、告発する根拠がないと判断し、釈放を命じていた。

フーシ派は、モデルに目隠しをし、不審な書類に押印させ、不潔な部屋に一時的に監禁した、カトラン判事がFacebookに書いている。

獄中での面会者たちは、3人の女性たちを釈放するまで、この反政府勢力に圧力を掛け続けると語る。

この事件に関するメディアの集中的な報道に腹を立て、フーシ派は自らが支配する地域で、報道機関にこの事件の報道を禁じ、アル・ハマディさんの弁護士には、世界の報道機関に向けた発言を禁じていた。またフーシ派は、アル・ハマディさんの釈放を命じた検察官も解任していた。

フーシ派はアル・ハマディさんに強制的な処女検査を受けさせようとし、また虐待や言葉による虐待も受けている、とアムネスティ・インターナショナルが今月の前半に発表していた。

この拉致女性に対するフーシ派の扱いをめぐって、イエメン国民は失望を表していた。

「もしペルシャ人のフーシ派民兵が、全員イエメンの出身者ならば、自由なイエメン女性をこのように扱わないでしょう」と、アブデル・ワハブ・タワフ元大使がツイートしていた。「私たちは、この犯罪グループと遭遇したアル・ハマディさんと、他のイエメン女性たちと共にあります」

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