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スパイ容疑で収監された邦人の釈放を日本が中国へ要請
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13 Nov 2023 05:11:55 GMT9
13 Nov 2023 05:11:55 GMT9
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東京：スパイ容疑で12年の懲役を宣告された邦人を釈放するよう日本が中国に要請した、と内閣官房長官が13日に発表した。
松野博一官房長官は記者団に対し、中国湖南省の高等裁判所で「2019年7月に勾留された50代の日本人男性について、上訴が棄却され、11月3日に12年の懲役が確定したと認識しています」と述べた。
そして、「日本政府は、邦人の保護の観点からできる限りの支援を行っていきます」と付け加えた。
日本の外務省によると、中国の「反スパイ法」が2015年に改正されて以来、少なくとも17人の日本人が中国当局によって拘束されている。
在中国日本国大使館は先月、日本の製薬会社アステラス製薬の従業員である邦人1名が正式に逮捕されたことを確認した。中国は、この男性をスパイ容疑で拘束したと1か月前に述べていた。
中国の習近平国家主席と日本の岸田文雄首相は両名とも、今週サンフランシスコで開催されるアジア太平洋経済協力（APEC）首脳会議に出席予定である。
しかし松野官房長官は、同会議の傍で「日中首脳会談を設ける明確な予定はない」と述べた。
日本の国内メディアは、サンフランシスコで首脳会談を実現するために両国の外交官が動いていると報じた。
日本の時事通信は、習国家主席と岸田首相が会談を行う場合、中国の邦人拘束についてが議題に含まれる可能性が高い、と匿名の政府筋情報を引用して報じた。
岸田首相はまた、機能不全に陥っている福島原子力発電所から東京が処理水を放出した後、中国が日本の水産物輸入に対して実施した全面的な輸入禁止措置についても議題に挙げるだろうと時事通信は報じている。
中国は近年、隣の島国のスパイ容疑で日本人と中国人の両方を相次ぎ拘束している。
東アジアにおいて永遠のライバルである中国と日本の間の緊張は、領土問題や日本による植民地政策の歴史、またその他の火種をめぐり長い間一触即発の状態にあった。
今年、日本が福島原発事故現場で処理された廃水を放出し始めて以来、その緊張が再び高まっている。この処理水放出については、国際機関が安全であると主張する一方で、中国は無責任であると厳しく批判している。
AFP
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