
茨城県は27日、笠間市の養鶏場で致死率の高い高病原性鳥インフルエンザの感染が確認されたと発表した。卵を産ませるために飼育している鶏約7万2000羽をすべて殺処分する。養鶏場での発生は今季、全国で2例目。
県によると、養鶏場から26日午前に「450羽ほど死んでいる」と通報があり、簡易検査で陽性と判明。遺伝子検査を行っていた。
高病原性鳥インフルエンザは昨季、全国26道県で過去最多の84例が発生。殺処分の対象も最多の約1771万羽に上り、鶏卵の供給不足や価格高騰を招いた。今季は佐賀県鹿島市で今月25日、養鶏場での初感染が確認された。
時事通信