![北朝鮮の金正恩第1書記は、国家航空宇宙技術局平壌総合管理センターを訪れ、偵察衛星の運用準備状況を視察し、航空宇宙写真を閲覧している(2023年11月25日、朝鮮中央通信発表の写真)。(REUTERS)](https://www.arabnews.jp/wp-content/uploads/2023/11/4114631-1816442654.jpg)
ソウル:北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記は、最近打ち上げられた偵察衛星が撮影したホワイトハウス、ペンタゴン、ノーフォーク海軍基地の米空母の写真を受け取ったと、国営メディアKCNAが27日伝えた。
北朝鮮は先週、初の偵察衛星の打ち上げに成功したが、これは米韓軍の動きを監視するためのものだという。
この写真は、KCNAが衛星から送られた「主要な標的地域」の一連の画像の中で最新のもので、韓国の首都ソウルや米軍基地が含まれている。
KCNAによれば、金正恩はまた、アメリカ西太平洋のグアムにあるアンダーセン空軍基地、ノーフォークとニューポートにあるアメリカの造船所と空軍基地の衛星写真も視察し、合計4隻の原子力空母とイギリスの航空母艦を発見したという。
米国と韓国は、人工衛星の発射は弾道技術の使用を禁止する国連安全保障理事会決議に違反すると非難している。
ソウル当局者は、北が写真を公開していないため、北の衛星能力を検証することはできないと述べている。
ロイター