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日本外国特派員協会、ガザ・ジャーナリスト殺害を非難

(ANJ)
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12 Dec 2023 11:12:13 GMT9
12 Dec 2023 11:12:13 GMT9

アラブニュース・ジャパン

東京:日本外国特派員協会(FCCJ)の報道の自由委員会は、イスラエル軍がガザ地区のジャーナリストとその親族を殺害したとして、非難の声明を発表した。

声明は、「現在進行中のイスラエル・ハマス戦争におけるジャーナリストの命への無謀な軽視」を非難し、「ジャーナリストの家族がイスラエル軍の標的となっているように思われる事態に深刻な懸念を報告する」と述べた。

FCCJは、イスラエル軍が12月6日にガザ地区北部ジャバリアの難民キャンプを砲撃した際、ガザ地区のモアーメン・アル・シャラフィ記者の親族22人が殺害されたことを詳述するアル・ジャジーラの報道に言及した。アル・シャラフィ氏の「父、母、3人の兄弟とその子どもたち」は避難場所を求めていた。爆撃当時、アル・シャラフィ氏自身は、ガザの他の場所で勤務していた。

10月25日には、イスラエル軍がヌサイラト難民キャンプを空爆し、アルジャジーラのワエル・ダドゥー・ガザ支局長の妻と娘、孫が殺害されている。

FCCJの声明は、「ジャーナリスト保護のための委員会によると、ガザではジャーナリストおよびメディア関係者63名(パレスチナ人56名、イスラエル人4名、レバノン人3名)が殺害され、さらに11名のジャーナリストが負傷、3名が行方不明となった」と述べた。

声明は、ジャーナリストの過去8週間の死者数は、ロシアによるウクライナ侵攻の取材で2022年に死亡した15人と、シリア戦争が激化した中で死亡した30人の合計を上回っていると指摘した。これらは近年で最も致命的な紛争地とされている。

声明は、中東・北アフリカ・ジャーナリスト保護委員会のマンスール委員長の言葉を引用して、「イスラエル軍は、メディアやその従業員の安全を保証することはできないと国際的なメディア組織に対して述べ、殺害に関するいかなる責任を負うことも拒否している」と付け加えた。

FCCJの声明は、「イスラエル・ハマス戦争における全ての当事者に対し、ジャーナリストを標的にすることをやめ、彼らの仕事を尊重するよう求める。我々はイスラエル当局に対し、この報告書で引用された全ての件を徹底的に調査するよう求める」と表明した。

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