
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、全国の市区町村立小学校1万9161校のうち、1万8923校(98.8%)が臨時休校していることが4日、文部科学省の集計で分かった。20市町村の小中計316校が休校しない方針を示している。
文科省による4日午前8時現在の集計で、都道府県立学校では、高校が島根県を除く46都道府県で3314校、特別支援学校では埼玉、島根両県を除いた869校が休校している。
政府は2日からの臨時休校を要請したが、文科省は1日以前や、5日以降に行う分もまとめて発表した。
公立学校の開始時期は、3月2日が小学校で53%、中学校54%、高校78%と半分以上を占め、次いで3日、4日の順に多かった。
実施期間別でみると、3週間以上4週間未満を予定しているのは小中学校が50%、高校が32%で、2週間以上3週間未満が小中各23%、高校20%だった。
国立では全ての小中高、私立は東京都内などを除く小中高校の9割が臨時休校を決めた。
文科省は2月28日、都道府県教育委員会などに3月2日から春休みまでの臨時休校を要請。ただ、実施の可否や期間は、学校の設置者である自治体などの判断に委ねた。
時事通信社