



東京:1月1日、東京では龍の年が幕を開けた。地元の人々は災害や災厄からの無難を祈りとともに祝う。ただし、太陰新年、通称中国正月までまだ1か月以上ある。
その祈りは、北日本で発生した壊滅的な地震が津波を引き起こし、その後に死傷者が出たことから、特に重要な意味を持っていた。
日本の神話では、龍は最初の天皇の誕生を先導し、中国では龍は権力と指導力の象徴である。
東京の禅寺と高円寺神社での最初の祈りの日に、人々は江戸時代に建てられた寺の庇の近くに集まった。徳川の三大将軍・徳川家光は、自身がこの寺の建築様式が好きで、寺をよく訪れた。
高円寺寺の敷地内には、紅葉の木が並ぶ小道があり、夕方の太陽の光によってその色が輝いている。
徳川によって名付けられた高円寺寺の敷地内では、龍が門や建物の他の部分を飾っている。
庇の左の柱に巻き上がる龍は、信者の願いをかなえられるようにだと、日本人数名がアラブニュースに語った。逆に龍が下降する柱には、信者は感謝の印としてコインを置くようにとされている。
数百メートル離れた場所には、堂々とした馬橋稲荷神社があり、ここでも高円寺寺の庇に巻かれた龍がモチーフとされているが、ここでは龍はより帝国的であり、壮大である。
真っ赤な庇は神道と天皇が持つ精神的な力の象徴で、多くの人々を引き寄せる。門の屋根には日本の国旗が風に揺れ、空にはアズールブルーの空が広がる。神聖な祭壇の前の炉では群衆が暖を取っていた。