林芳正官房長官は16日午前、衆参両院の議院運営委員会理事会に出席し、通常国会を26日に召集すると伝えた。政府は召集日に2024年度予算案を提出し年度内成立を目指す。野党側は自民党派閥の政治資金規正法違反事件に焦点を当て攻勢を強める構え。
16日の衆院議運委理事会で、与党は召集日に岸田文雄首相の施政方針演説など政府4演説を行い、これに対する各党代表質問を29、30両日に行う日程を提案。野党側は「政治とカネ」問題で首相が国会で説明することが必要だとして、引き続き協議することになった。
会期は6月23日までの150日間。政府は、機密情報を扱える資格者を認定するセキュリティー・クリアランス(適性評価)制度を創設する法案や、共同親権を導入する民法改正案など約60本の法案を提出する見通し。
時事通信