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珠洲・能登も中学生避難＝親元離れ１４１人金沢へ―「授業楽しみ」「緊張」・能登地震
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21 Jan 2024 04:01:32 GMT9
21 Jan 2024 04:01:32 GMT9
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能登半島地震で大きな被害を受けた石川県珠洲市と能登町の公立中学の生徒計１４１人が２１日、集団避難のため、金沢市内の県スポーツ協会宿泊施設「医王山スポーツセンター」に向けて、それぞれバスなどで出発した。学習機会の確保が目的で、滞在は最長３月末までを想定している。
この日避難するのは、珠洲市の生徒１９９人のうち１０２人、能登町が２４７人のうち３９人。
珠洲市民図書館前では午前１０時ごろ、小雨が降る中、大型バス２台に生徒らが続々と乗り込んだ。緑丘中１年の沢村駿さん（１２）は「震災の影響であまり勉強ができなかったので、久しぶりの授業や友達に会えるのが楽しみ」と話した。見送りに来た母で看護師のめぐみさん（４４）は「こっちで勉強できないより、避難した方がいい。仕事上、コロナ禍で会えない時もあったので心配はしていない」と語った。
約６キロ先の集合場所で乗車した宝立小中学校の谷内大翔さん（１４）は「友達と久しぶりに会えてうれしい」としつつ、「違う場所で勉強するのは緊張するし、家族と離れるのも寂しい」と吐露した。母加奈子さん（４４）は「２カ月は長いが、それでも頑張って勉強してほしい」と応援した。
生徒は窓越しに手を振り、家族らにしばしの別れを告げた。
地元に残る生徒もいるため、珠洲市は２２日までに全１１の小中学校で登校を再開し、避難先とつなぐオンライン授業を検討。能登町でも同日から小中学校全９校で始業する。
輪島市では１７日、市立中学３校の生徒４０１人のうち２５８人が最長２カ月間の予定で、県南部の白山市にある宿泊体験施設「白山青年の家」と「白山ろく少年自然の家」に避難した。
県教育委員会は「学校の再開状況も考慮しつつ、地元に戻りたい生徒の希望にも応じていきたい」としている。
時事通信
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