
自民党岸田派(宏池会)は23日、東京都内で臨時会合を開き、派の解散を正式に決めた。根本匠事務総長が経緯を説明し、了承された。座長の林芳正官房長官は会合にメッセージを寄せ、「政治の信頼回復を図る観点から、けじめをつける意味で、宏池会を解散する方針とした」と表明した。
根本氏は、昨年12月まで同派会長を務めた岸田文雄首相(党総裁)から事前に相談を受けたと説明。「党総裁としての覚悟を感じたので了解した」と語った。
岸田派は元会計責任者が2018~20年分の政治資金収支報告書に計約3000万円の収入を記載していなかったとして略式起訴された。
時事通信