
ソウル、韓国:韓国軍は、北朝鮮が複数の巡航ミサイルを西海岸付近の水域に向かって発射したと発表。米国、韓国、日本との間で核をめぐる緊張が高まるなか、北朝鮮は兵器使用能力を誇示したと述べた。
韓国の合同参謀本部議長は24日、米国軍と韓国軍が発射の詳細を分析中だと述べた。ミサイルの正確な数や具体的な飛行についての詳細は現時点では不明だ。
今年北朝鮮がミサイルを発射したのは2度目とみられる。前回の1月14日には、北朝鮮初の固体燃料式中距離弾道ミサイルの発射試験を行い、日本とグアムの米軍基地を標的とした兵器のラインナップを強化する取り組みの成果を示した。
この数か月、北朝鮮の金正恩総書記は武器開発を推進し、米国とその同盟国に対する核戦争の可能性をちらつかせながら挑発的な脅しを続けており、朝鮮半島の緊張は高まっている。それに対し、米国、韓国、日本は金総書記が侵攻のリハーサルとみなす合同軍事演習を拡大し、核兵器搭載可能な米国の資産を中心とした抑止戦略を強化している。
米国、韓国、日本による合同海軍演習の報復として、先週北朝鮮は核搭載可能な水中攻撃ドローンの実験を行ったと発表し、地域の緊張を生んでいるのは敵国だと繰り返し非難した。
AP