東京電力は25日、福島第1原発にたまる処理水について、2024年度の海洋放出計画案を発表した。約5万4600トンを海水で薄め、7回に分けて放出する。国や福島県などの意見を踏まえ、3月末までに確定させる。
計画案によると、原発の設備点検を挟みながら、4月~25年3月に海洋放出する。
東電は23年度、約3万1200トンの処理水を4回に分けて流す計画を立て、2月下旬に4回目の放出を行う。東電がこれまで実施した海水や水産物のトリチウム濃度測定では、国の基準値を大幅に下回っている。
時事通信