Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • 日本
  • 探査機SLIM、運用再開=太陽電池、発電可能に―JAXA

探査機SLIM、運用再開=太陽電池、発電可能に―JAXA

Short Url:
29 Jan 2024 09:01:17 GMT9
29 Jan 2024 09:01:17 GMT9

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は29日、日本初の月面着陸に成功後、太陽電池が電力を発生しなくなり休眠状態になっていた小型無人探査機「SLIM(スリム)」の運用を再開したと発表した。着陸地点が月の「夕方」に入り、SLIMの太陽電池パネルに西側から太陽光が当たるようになったためとみられる。

JAXAによると、28日午後11時ごろ、SLIMとの通信が回復したという。JAXAは搭載機器の分光カメラを再起動させ、月面の岩石の組成などの詳細な観測を始めた。

SLIMは20日午前0時20分ごろ、月の表側で、赤道よりやや南の「神酒(みき)の海」にあるSHIOLI(しおり)クレーター付近に着陸した。

月面着陸は日本で初めて、世界では5カ国目で、目標としていた誤差100メートル程度の「ピンポイント着陸」も世界で初めて成功した。しかし、着陸直前に2基あるメインエンジンのうち1基が破損。この影響で太陽電池を上に向けた計画通りの姿勢ではなく、「逆立ち」状態となり、太陽電池を西側に向けていた。 

20日は約2週間続く月の昼間のうち、「朝」に当たる時間帯だったため、東からの太陽光で発電ができずバッテリーで運用。約3時間かけて着陸前後に取得したデータを地上に送信した後、電源を切って運用を中止していた。

時事通信

特に人気
オススメ

return to top