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派閥解散後も「説明責任」=岸田首相、アイヌ差別を問題視―参院代表質問

また、中小企業の賃上げに取り組む姿勢を強調。「政府を挙げて価格転嫁の促進、賃上げ税制の拡充や生産性向上を進め、実現していく」と述べた。(AFP)
また、中小企業の賃上げに取り組む姿勢を強調。「政府を挙げて価格転嫁の促進、賃上げ税制の拡充や生産性向上を進め、実現していく」と述べた。(AFP)
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01 Feb 2024 04:02:15 GMT9
01 Feb 2024 04:02:15 GMT9

岸田文雄首相の施政方針演説に対する各党代表質問が1日午前、参院本会議で始まった。自民党派閥の政治資金パーティー収入を巡る裏金事件に関し、首相は「派閥を解散した場合でも、関係者の説明責任がなくなるものではない」と強調した。与野党による政治改革の議論に前向きな姿勢も示した。立憲民主党の水岡俊一参院議員会長への答弁。

首相は自民党議員によるアイヌ民族への差別的投稿が問題になったことに関し、「アイヌであることを理由とした差別はあってはならない」と強調。その上で「アイヌ施策推進法の施行から5年が経過する5月以降、施行状況について検討を加え、所要の措置を講じていく」と述べた。 

羽田空港で日本航空と海上保安庁の航空機が衝突、炎上した事故に関しては「夏をめどにハード・ソフト両面から対策をまとめる予定だ。これらを踏まえて体制強化の必要性も判断していく」との方針を明らかにした。

首相は緊張が続く台湾情勢に関し、「台湾海峡の平和と安定は国際社会全体の安定にとり重要だ。台湾を巡る問題が対話により平和的に解決されることを期待する」と述べた。自民党の福岡資麿参院政審会長の質問に答えた。

また、中小企業の賃上げに取り組む姿勢を強調。「政府を挙げて価格転嫁の促進、賃上げ税制の拡充や生産性向上を進め、実現していく」と述べた。

午後は衆院本会議で2日目の代表質問が行われる。

時事通信

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