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IOC:オリンピックに対する日本の懐疑的な見方を知りながらも自国での成功がムードを変える

2021年7月: 2020年東京オリンピック理事会の後、記者会見を終えて退席する国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(画像ファイル/AFP)
2021年7月: 2020年東京オリンピック理事会の後、記者会見を終えて退席する国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(画像ファイル/AFP)
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18 Jul 2021 01:07:05 GMT9
18 Jul 2021 01:07:05 GMT9

パンデミックの最中に東京オリンピックを開催することに対する日本国内の懐疑的な見方を認識しながらも、開催国の競技場による成功によってそのムードが変わることを期待していると、国際オリンピック委員会(IOC)が土曜日に述べた。

今回の大会は観客なしで開催され、新型コロナウイルスに対する厳重な安全対策が施されている。しかし日本国民は感染症の新たな流行や、海外からの訪問者の流入により東京オリンピックが感染症を大流行させるイベントになってしまうことを懸念し、大会の開催に大きく反対している。

「ここ日本の多くの人々が懐疑的であることを、私たちはよく理解しています。日本の皆さんにお願いしたいのは、選手たちの競技を歓迎していただくことです」IOCのトーマス・バッハ会長は記者会見で見解を明らかにした。

「世界中からの選手たちを歓迎し、支援していただけるよう、日本の皆様に謹んでお願いいたします。彼ら(選手)も安全で安心な大会という、日本の方たちと同じ関心を持っています」と話している。

組織委員会は、土曜日に選手村内で初めて陽性反応を記録した。選手村は、大会が安全な環境で開催されることを証明するためにクリーンな状態を保つことをIOCが望んでいたエリアだ。大会は7月23日に開幕される。
日本での大会に批判的な人たちは、今週、45万人以上の署名を今月中に集めた大会反対の嘆願書を提出した。

「日本の皆様には(安全で安心な大会だと)信頼を持っていただいてかまいません。100%は成功しないでしょうが、この対話は継続していきたいと考えています」とバッハ氏は話している。

「しかし、日本の選手がオリンピックで活躍する姿を日本の方々がご覧になれば、その態度の攻撃性が弱まるとは言わないまでも、感情的に落ち着いていただけると私たちは信じています」と述べている。

ロイター

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