アラブニュースジャパン

東京：来週2月19日、「日・ウクライナ経済復興推進会議」が東京で開催され、日本の岸田文雄首相とウクライナのゼレンスキー大統領の基調演説を行う。

日本政府は、「ロシアによるウクライナ侵略を始まってから約2年。侵攻長期化する中、武力による一方的な現状の変更は許されないという観点から、国際社会がウクライナ支持で一致団結することが重要である。この会議をウクライナ支援のための国際的な機運醸成の機会として活用していきたい」として、会議の開催を宣言した。

日本政府関係者は、「ウクライナは日本企業の技術力と専門性、戦後の復興、震災からの復興における日本の経験を活かすことを期待している」とアラブニュース・ジャパンに語った。

同政府関係者に「戦争による破壊がまだ続いている中で、なぜ復興会議なのか」と尋ねたところ、「もっともな指摘だが、あえて質問とは反対に、戦争が終わるまで待つのではなく、今から始めるべきだと述べたい。たしかにウクライナは戦争中だが、ウクライナ側と協力して仕事をすることを正当化できないわけではない」と説明した。

また、「侵攻自体が国際秩序の基盤に対する大きな挑戦であるという事実を、今こそ忘れてはならないというのが日本政府の一貫した政策だと考えている」と述べた。