
中米のパナマを訪問中の上川陽子外相は23日(日本時間24日)、首都パナマ市でコルティソ大統領と会談し、「自由で開かれた海洋」の維持・発展に向けて連携することで一致した。会談後、オンラインで取材に応じた上川氏は、パナマ運河の安定的な利用などを盛り込んだ外交方針「中南米外交イニシアチブ」を発表した。
会談では、平和構築や紛争解決に女性参画やジェンダー平等の視点で取り組む「女性・平和・安全保障(WPS)」の重要性も確認。上川氏は成果について「海洋での協力の新たな一歩になった。中南米諸国と対話を重ね、イニシアチブを具体化させていきたい」と語った。
時事通信