自民党総裁選に立候補している上川陽子外相は、国連総会に合わせて米ニューヨークで開かれる外相会合に出席するため、23日から訪米する。国内にとどまり総裁選に専念するとみられていたが、公務を優先して異例の対応を取る。外務省が17日、発表した。
総裁選の投開票は27日。上川氏は25日に帰国する予定で、それまで陣営は候補者不在の戦いを強いられる。この間に開かれる党主催の討論会には、推薦人代表の牧原秀樹衆院議員が代理を務めるという。陣営関係者は「本人不在で大丈夫なわけがない」と危機感を示した。
上川氏はニューヨーク滞在中、先進7カ国(G7)外相会合や国連安全保障理事会の改革を目指す日本、ドイツ、インド、ブラジルの4カ国(G4)外相会合に出席する予定。
時事通信