
東京:日本の海上保安庁のヘリコプターは、東京の南西にある島々沖で、月曜日の朝、高波に叩かれ、傾き、半分水没した船の甲板に必死にしがみついていた24人の漁師を救助した。救助隊が到着する前に、揺れる船から荒波に投げ出された乗組員1人が死亡しているのが発見された。
海上保安庁の発表によると、第八福栄丸はマグロ漁のため南米に向かう途中、日本中部の焼津港を出港してから約5時間後の日曜日の夕方、太平洋上でエンジンの故障により失速した。
荒れた海を漂流し、強風にあおられたようで、約5時間後に船長が岩にぶつかったと救難信号を送ったと、海上保安庁は発表した。救助隊が現場に到着してから2時間以内に、船は乗組員1人が行方不明であることを報告したという。
海上保安庁は、伊豆諸島の一部で東京の南西約170キロに位置する神津島のすぐ北にある、高さ56メートル(183フィート)、重さ379トンの船が座礁した現場に、巡視船3隻と特別救助隊を乗せたヘリコプター3機を派遣した。
公共放送のNHKは、波が船に打ち付けるなか、半分水没した船のブリッジに立ち尽くす乗組員たちの姿を映し出した。上空をホバリングするヘリコプターによって仲間の乗組員が一人ずつ空輸されるなか、彼らは順番を待っていた。
海上保安庁によると、この船には20人のインドネシア人乗組員と、船長を含む5人の日本人乗組員が乗っていた。
海に投げ出された男性は岸に打ち上げられたところを発見され、近くの診療所で死亡が確認された。彼は船の第一機関士で、67歳の日本人男性だった。
船のエンジン故障と出力喪失の原因はすぐに判明していない。
AP