


東京:福島第一原発事故から13年、「さようなら原発」運動の全国集会が3月20日、東京・代々木公園で開かれた。
元日に震度7を記録した石川県の志賀原発でトラブルが相次いだことを受けたことを受け、国民の原発に対する懸念が大きくなっているにもかかわらず、日本政府は原発の再稼働を決めている。
集会では、電力会社を訴えている原告団らなどが関東近郊にある東海大二原発と宮城県の女川原発の再稼働への反対を訴えた。女川原発は今秋の再稼働が予定されている。
脱原発を訴える人々は、政府や国際原子力機関が人間の健康には危険がないと主張するトリチウムを含む汚染水の海洋投棄について、警戒感を示した。
また再稼働した原発近辺の避難計画について、実際に大規模な事故が起きれば効果的ではないと訴えた。
アラブニュース・ジャパンの取材に、東京・国分寺市役所の若手議員は原子力への強い反対を表し、ある目黒区民は再生可能エネルギーの促進が二酸化炭素排出問題を解決し、ウランをはじめとする放射性廃棄物の貯蔵問題を減らすことができると主張した。