
水曜日、東京2020オリンピック特別仕様の航空機が、聖火を引き継ぐためアテネに向けて羽田国際空港を出発しました。しかし、コロナウイルスの世界的流行の影響により、主催者チームは搭乗しませんでした。
森喜朗組織委員会会長と橋本聖子オリンピック大臣の渡航が元は予定されていましたが、東京2020組織委員会は、コロナウイルスに関する懸念のため、高官代表団をギリシャに送らないことを決定したと発表しました。
このインフルエンザに似たウイルスにより、世界で7,500人以上の犠牲者が出ており、競技会が中止に追い込まれています。
主催者発表によると、駐ギリシャ日本大使が引き渡し式典で聖火を受け取るとしています。先週ギリシャに到着していた東京2020組織委員会の一般スタッフが、聖火を日本に運ぶ予定としています。
空港では、航空会社と空港スタッフ約20名が、ほんのわずかなファンファーレとともに航空機に手を振りましたが、ウイルス拡散防止のための旅行制限で広範囲にわたるフライトがキャンセルとなっているため、ほとんど人がいない状態でした。
聖火は金曜日に松島空軍基地に到着し、規模を縮小した式典により迎えられる予定です。
コロナウイルスの発生の影響により、世界中でスポーツイベントが中止されている状況にもかかわらず、オリンピックの主催者は、予定通りの7月24日よりオリンピックを開始すると主張しています。
コロナウイルスが世界的な広がりを見せているにも関わらず、国際オリンピック委員会は火曜日、オリンピック開催に関して今後「重大な」決定をすることは予定していないとし、4ヶ月後に開催されるイベントに向けて全力を尽くすと述べました。
ロイター