
東京:今月新型コロナウイルスの陽性反応が出た後、ウイルスを「ばらまく」と脅した57歳の日本人男性が水曜、病院で死亡したと地元のメディアが報じた。
愛知県蒲郡市の保健所が3月4日の検査で陽性反応が出た男性に対し、自宅待機を要請していたことが先週、報道された。この男性は同日夜、家族に「ウイルスをばらまく」と話し、居酒屋やホステスバーに向かうという。
報道によると、同氏は3月5日に入院した。
共同通信によると、この男性は、両施設が営業停止となり業務妨害の疑いで捜査を受けていた。このホステスバーで働いていた女性が3月12日に新型コロナウイルスに対し陽性反応を示したという。
愛知県の担当者によると、検査で陽性となった場合は原則入院するが、ベッドが空いていない場合は自宅待機とするという。
NHKによると、愛知県での125の感染例は47都道府県の中で2番目に多い。名古屋の老人デイサービス施設に関連する患者の集団感染が起きたためだ。
NHKの集計によると、水曜朝の時点で、日本では29人が死亡し、868人が新型コロナウイルスに感染した。この数字に先月、東京近郊で検疫を受けたクルーズ船や、中国からのチャーター便で帰国した人たちは含まれていない。
ロイター