
東京:日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12日、月着陸船(MLL)の復活を試みることを明らかにした。
無人月探査機スマート・ランダー(SLIM)は1月、太陽電池パネルが間違った方向を向いたまま、奇妙な角度で着陸した。
太陽の角度が変わると、2日間息を吹き返し、ハイスペックカメラでクレーターの科学観測を行った。
しかし、気温がマイナス133度まで下がる凍てつくような2週間にわたる月の夜を想定して設計されていなかった探査機は、2月上旬にその活動を停止した。
その後、数週間後に再び復活したが、3月上旬に予定されていた再度の運用を前に再び眠りについた。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は火曜日、「今日の夕方頃にSLIMを始動させるのに十分な太陽光が太陽電池に降り注ぐことを期待している」と述べた。
「プロジェクトチームは、2日目の月の夜の後にSLIMを再始動させるため、今日から運用を開始する」と、X(旧ツイッター)への投稿で述べた。
JAXAは、SLIMが極端な高温にさらされているため、火曜日の夜に反応するかどうかは不明だと付け加えた。
月面で初の民間宇宙船となったアメリカの無人着陸船「オデュッセウス」は、太陽電池パネルが無線をオンにするのに十分な太陽光を受けると予想されたにもかかわらず、目覚めることができなかったと、その製造元は土曜日に発表した。
SLIMは、その精密な着陸技術から「ムーンスナイパー」と呼ばれ、20日に目標着陸範囲内に着陸した。
この偉業は、最近失敗が続いていた日本の宇宙開発にとって勝利であり、アメリカ、ソビエト連邦、中国、インドに次いで、月への「軟着陸」を達成した5番目の国になった。
このミッションの目的は、月のマントル(地殻の下にある通常は深い内層)の一部を調査することである。
NASAは、この10年後半に宇宙飛行士を月に帰還させる計画を立てている。
米国は、国際的なパートナーとともに、最終的にはこの地域に長期的な居住地を開発し、極地の氷を採取して飲料水とし、最終的には火星に向かうロケットの燃料にしたいと考えている。
AFP