
日本の天皇・徳仁の即位を祝う諸儀式の準備が、火曜に予定されているメインの即位宣言式の準備も含め、着々と進んでいる。
土曜日、宮内庁は報道関係者たちに皇居の現在の様子の見学を許可した。ここでは、190を超える国々の代表者らを含む約2,000人の来賓が出席する中、「即位礼正殿の儀」が行われる。
この儀式が行われる皇居の広間「松の間」には、徳仁天皇の玉座である「高御座(たかみくら)」と雅子皇后が立つ台「御帳台(みちょうだい)」が、修復作業の完了後に設置されている。中庭には「旛(ばん)」の旗竿が26本設置されている。
高御座と御帳台は、分解されて2018年9月に京都御所から陸路輸送された。
土曜日にはまた、皇居で「即位礼正殿の儀」の総合リハーサルが行われ、宮内庁、内閣官房、内閣府などの高官らが参加した。
先週末に日本の中部から東部地域に被害をもたらした台風19号(ハギビス)の影響で中庭の準備作業に遅れは出たものの、「即位礼正殿の儀」の準備は完了した、と政府機関の職員らは言う。
「即位礼正殿の儀」が行われる「当日は好天になることを願っている」と、ある政府機関幹部は語る。本儀式は火曜日の午後1時(グリニッジ標準時の午前4時)に始まる予定。
第126代天皇が皇位を継承し、自らの即位を宣言することになる。その後、安倍晋三首相の音頭で来賓たちが万歳三唱を行う。
10月29日(火)と31日(木)の夜には祝宴「饗宴の儀」が行われ、合計約2,000人が参加する。
11月10日には、天皇と皇后がセダンのオープンカーに乗って皇居から赤坂御所まで4.6kmの道のりをパレードする。この「祝賀御列の儀」のパレードは台風19号のため火曜から延期された。
11月14日の遅くから11月15日の早くにかけて、天皇は皇居東御苑で感謝を捧げる一大儀式である「大嘗祭」を執り行う。
時事通信